2021年5月 活動報告

活動報告

本日、定例学習会。

現在、君津市の公共施設の個別計画の策定が進んでいますが、その前提になる「公共施設等総合管理計画」について改めて大塚先生に解説していただきました。

この計画は、自治体の厳しい財政状況や人口減少等により公共施設の利用需要が変化していることから、長期的な視点をもって更新・統廃合・長寿命化の計画をつくるよう総務省から2014年に要請されたものです。

君津市の場合、公共施設の延床面積の50%以上は昭和55年以前に建設されたものです。市民一人当たりの延床面積は3.14㎡/人となっています。

今あるすべての公共施設を更新しようとすると年間62億円が必要となり、毎年17.8億円が不足するという試算も出ています。

こういった状況から、君津市公共施設等総合管理計画において長寿命化対策と延床面積20%削減が盛り込まれています。

総務省としては、この計画策定にあたって、民間代替可能性も含めて、あるべき行政サービス水準の検討や議会・住民への十分な情報提供を求めています。

個別施設計画の中で今回は、「君津市公民館等個別施設計画」について取り上げました。

目指すべき姿として「公民館は地域の拠点として地域の住民の日常的な生活圏への施設配置が重要であるため現存の8公民館は各地域へ存続させる必要がある」としています。この方針について反対意見は出にくいですが、8館を維持するためには経費がかかるということも確認しなければなりません。

個別計画には今後の対策の優先順位と方向性が示されていますが、令和12年までの第1期だけで35億弱の概算が示されています。

市民としてはこういった個別計画についてその妥当性を判断してもらい、声を出していくことが大事だと、解説していただきました。

このほか、会議では知り隊ニュース16号について、小糸公民館50周年事業として実施する住民WEBアンケートの共同実施について話し合いました。

次回定例学習会は、6月30日(水)10時〜12時、小糸公民館講堂です。大塚先生の講義のみリモート参加も可能です。

このほか、本日の学習会の振り返りを、6月9日(水)10時〜12時、小糸公民館研修室で行います。

*君津市HP「君津市個別施設計画」

君津市個別施設計画を策定しました - 君津市公式ホームページ