2020年6月 活動報告

活動報告

コロナ禍で数ヶ月開催できずにいた定例学習会がようやく対面で行われました。

学習会では、資料「平成30年度君津市の家計簿」をもとに大塚先生より解説していただきました。

平成27年から30年の4年間の変化の中で見えてきたことは、有形固定資産の変化で、インフラ資産が4年間で100億円ほど減っているということでした。これは橋や道路の数が減っているということではなく、減価償却によるもので老朽化を示しています。資金収支の状況をみても、固定有形資産が増えているのではなく、維持・補修のための支出が多いということがわかります。

固定資産と負債との対比でみると、27年から29年どにかけては資産も負債も減っている傾向にありましたが、30年度からは資産はやや減っている一方で負債が増加していました。この負債が何に使われているのかは詳しく見ていく必要があるとのことです。

流動資産の変化を見ると、増加傾向にありますが、内訳は現金よりも未収金等が増えています。

行政コストの変化をみると、人件費・物件費ともに増加傾向にあり、人件費については今年度から会計年度任用職員制度となり、物件費については台風対応やコロナ対応で今後増えていくことが予想されます。

このほか、純資産比率、有形固定資産減価償却率、将来世代負担比率、受益者負担比率などをもとに他市との比較を行いました。

今回の家計簿からみえてきたものとして、君津市財政がすぐに危機的状況にあるわけではないが、決して余裕があるわけでもないということ。対策が打てる今だからこそ何を取り組んでいくか、今ある施設・設備をどう維持していくかを考えていく必要があるとまとめていただきました。

このほか年間の活動についても話し合いを行い、

新型コロナウイルス第2波も想定して、オンライン会議についても学習を行いました。

今回は、遠隔会議システム「Zoom」について実際に画面操作しながら学びました。

対面でつながること、リモートでもつながること、それぞれ大事にしながら、君津の暮らしを今年度も考えていきます。

本日、見学いただきました皆様ありがとうございました。ぜひまたお越しください。

次回定例学習会は7月21日(火)10時より小糸公民館講義室で行います。