本日、定例学習会。
①ケーススタディー(事例研究)
10月3日発行の房日新聞の記事を転活用し事例研究を行ないました。
記事は、鴨川市の市民団体が市民会館の建設を求める署名1万2626筆の署名簿をもって市役所に訪れ市幹部に手渡したという内容です。
詳細は割愛しますが、「あなたが鴨川市長でしたら市民団体にどのようにお答えするか?」の事例です。
同市のバックグランドを知るために、事前に大塚先生から鴨川市の財政状況の説明をして頂き、また、産業構造や近隣市の市民会館についても概ね理解を深めた上で参加者から個々の考え方が述べられました。
個々の意見は総じて、会館の建設は見送るべき、見送った方が望ましいとの意見でしたが、特徴的な意見として…
・市は財政面におけるこれまでの努力の経過を市民に伝えること
・市の財政がどこまで厳しいかが市民には伝わっていないので説明会を開催する
・サービス内容の洗い出しを再度行ない、市民とともに各事業の見直しや廃止等などをみつけ、経費の削減をはかる
・人件費、とりわけ職員の給与が高いので職員定数の削減や給与のカットを行ない、人件費の削減にむけた行政努力や市の姿勢を市民に知らせる
・将来負担を考えると市民会館の新規建設は難しい。不要になった既存の公的施設の転活用を
考える
・市執行部と市民代表グループとのプロジェクトチームをつくり、相互の主張の協議を行なうことからスタートする
②当会を魅力ある会にするにはどうしたらよいか
会員の作成した資料をたたき台に議論しました。
この議論は今回で終わることなく、今後も継続した議論を積み重ねていくことにしましたが、例会時のみならず、LINEグループにフリーに意見をのべることも並行して行なう事にしました。
次回、定例学習会は12月15日(火)10時より、小糸公民館講義室で行います。